この記事について
”未来のイノベータはどう育つのか” を読んだ30代パパの感想と日常に取り入れたいアクションを記載。
イノベータを育てるために親ができることは何か? 従来の知識詰め込み型→知識を活用して課題解決 が重要になる。親は、よく遊ばせ、情熱を信じ、子どもに投資する こと。子どもの教育に興味ある方!一読ください!
本の概要
本書籍は、”イノベーター” というこれからの社会で必要とされるであろう人材にフォーカスを当て、各分野で活躍する若手のイノベーターの生い立ちをインタビューすることで、どうやってイノベーターが育ったのかをまとめた本です。
イノベーターとは何か?どんな能力が必要か?という部分の掘り下げから始まります。
次に彼・彼女らが、どういう幼少期を過ごしてきたか、どんな家庭環境であったか、どんな教育を受けてきたか、何に影響されてきたか、などのインタビューが続きます。
その中で、イノベーターとして必要な能力と、これまでの過程がどう結びついてきたかを考察し、各イノベータに共通要素を明らかにしています。
ジョイパパの感想
注:全てを網羅的にサマったのではなく、筆者が重要と思った部分のサマリです。
イノベーションとは、、、創造性をもって課題を解決する
イノベーションとは?
以下と考えられる
イノベーション = 創造性 = 専門性 × クリエーティブな思考 × モチベーション
専門性は知識。
クリエーティブな思考は、疑問力・結び付きの見出し・観察力・共感力・コラボレーション力・実験力 。
そしてモチベーションは内的モチベーション(自らの使命感で動く)のことを指す。
(外的モチベーション = 報酬などを貰えることでのヤル気)
個人的な解釈を付け加えると、イノベーション自体に、”課題を解決する” というアクションが含まれていると思っており、僕の理解では
イノベーション = 創造性を持って課題を解決する
ことだと思います。
イノベーションにはモチベーションが最も重要
創造性 = 専門性 × クリエイティブな思考 × モチベーション
としたときに、上記の3つの要素は同等ではなく、モチベーションが最も重要な要素。
インタビューしたイノベーターは
STEM型 : テクノロジーを利用して社会をより豊かにする(例えばi phone)など
社会型 : 貧困、格差、環境などの社会課題を解決
と型分けできるが、いずれにせよ
”世の中を良くしようという熱意”
が最も重要。
”課題を解決” する思考を得るには従来教育では不可
イノベーションとは何らかの課題を解決するものである という点から、課題を解決することに重点を置いて教育すべき。
一部の教育機関は、課題解決型の授業等を取り入れる試みも行われている。
そういった環境を選ぶことが、イノベーターとなるきっかけもある。
ただし、現在の教育では、知識の詰め込み型教育から脱却できていないことが多い。
知識はあくまで、課題を解決するための手段であり、どちらかといえば必要に応じて取得
すべき。
また、小さくても構わないので、実践(実際にモノを作る・ビジネスにする)することが大事。失敗しても、学びと捉えるべき。ニーズに沿って軌道修正しながら、プロジェクトを大きくする。
親ができるのは遊ばせ・情熱を信じ・挑戦することへ投資すること
その中で親ができることは、
- 特に幼少期は遊びの中でクリエーティブな思考を養う
(おもちゃではなく、砂・水・粘土・絵具・ブロック) - 子どもが情熱を捧げるものに対して、信じること。冒険させること。
- その道を進もうとしたときに投資(親の時間、子どもの時間、もちろんお金)すること。
- 投資に対するリターンは成功だけでなく、それを経験した失敗自体が学び。
また意識すべきは、自分が受けた教育を子どもにやらせようとしないこと。例え自分が成功していようとも、その教育自体はすでに古い。
問い:イノベータを育てるには自分は何をすべきか?
最後に、僕がこの本を読み、我が家で取り入れたいと思ったアクションを紹介します
①情熱を注げるものを見つけるサポート
・自分がこれまで目を向けていなかったことも経験させてみる(地域貢献やサマーキャンプ?など)
・子どもがやりたいと思ったことを否定しない(それはダメ など、頭ごなしに否定しない!!)
②課題解決力を鍛える
・子どもが ”こうしたらどうかな” など、何かを解決しようとした発言に向き合う。
特に、大人目線で ”できない” と分かっていても、まずはやらせる。
です。
情熱を注げるものを見つけるのって、、、めっちゃ難しいですよね。
けど、親として何かしてあげられたらなと思ってます。
まとめ
僕なりの視点でサマリを書きましたが、親として読むのと、例えば教育者の方が読むのとまた感じ方が違うと思います。イノベーターという漠然とした概念に近い存在(○×大学に合格とかと違い、難しい)に焦点を当てた面白い本でした。
もし気になったらお手に取ってみてはいかがでしょうか?
コメント