この記事について
藤崎達宏さんが書かれた、「0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」の感想です。これからパパ・ママになる方、0~3歳のお子さんがいる方、モンテッソーリについて知りたい方に特におすすめです。本の概要とともに、3つのオススメポイントと30代のパパが読んで感じたことについて記載しています。本書が気になっている方、ぜひご覧ください。
本書をオススメする人
- これからパパ・ママになる方
- 0歳~3歳のお子さんがいる方
- モンテッソーリについて、どういう考えで、何をしたらよいか知りたい方
ぜひ、これからパパ(特に!)・ママになる方には手に取ってほしいです。うまれてくる赤ちゃんがどういうもので、これからどう接していくべきか、モンテッソーリの考え方がわかりやすく記載されています。もちろんお子さんのいる方で、モンテッソーリに興味がある方にもおすすめです。本書はモンテッソーリの考え方とともに、0歳~3歳の年齢別での接し方や教具(おもちゃ)が記載されているので、参考になると思います!!
本の概要
筆者の藤崎さんは、外資系投資銀行から教育の道へ進まれた、ちょっと異色の経歴の方。男性の作者がこの手の本を書かれているのは珍しいかもしれない。途中で、「お父さんにこそモンテッソーリ教育を実践してほしい」「男性に向いている教育法」と書かれていますが、ご自身の経験によるものなのかもしれません。
本書はチャプター1から4までで構成。
- Chapter1 子どもの能力を最大限に引き出す「モンテッソーリ教育」
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モンテッソーリ教育について重要な ”子供の成長の4段階” 、”成長のサイクル” や ”敏感期” についてのガイダンス
- Chapter2 0~1歳の子どもの育て方 妊娠から出産
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赤ちゃんを迎えるための部屋つくりや、つかまり立ちする程度までの成長の考え方や、その成長をうながす教具(おもちゃ)について
- Chapter3 1~2歳の子どもの育ち方 運動の敏感期
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運動(手先の運動・歩行)の大切さ、手先を動かす教具の紹介(手作り可)、環境(机・いす)の整え方。また、整った環境と教具を用いた、子どもとの接し方
- Chapter4 2~3歳の子どもの育ち方 魔の2歳児から自律に向けて
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『イヤイヤ期』の捉え方と乗り越え方。食事、着替えやトイレなどの自律のサポートの仕方。叱り方。
3つのオススメポイント
ここからは僕がこの本を読んで感じたオススメポイントを3つ紹介します
1. 生まれてから3歳までの成長過程をイメージできる
こどもっていつになったら歩くの?
そろそろ色とかわかるんじゃない??
正直、子どもが生まれる前って、どんな風に成長していくのか全く知りませんでした。また、なんとなくイメージがついたとしても、ハイハイ、つかまり立ち、歩くくらいでしょうか。。。
でも子どもってもっともっと色んな成長が日々あるんですよね。5感すべてが日々刻刻と進化しているわけで。
そういった部分を知ったうえで子どもと向き合うと、たとえ仕事が忙しく週末しか子どもと向き合えないとしても、見え方が大きく違うと思います。
まだ、全然動けないねー
って思うか、
今日は、鏡で自分のことわかってるね!
と思うか。絶対後者のほうが楽しいですよね。
本書は生まれてから3歳までにどんな風に子どもが成長していくか(なにが出来るようになるか というよりは どんな風に子どもの意識が遷移していくか に近い)が書かれています。日々の子どもの変化がより楽しめると思います!!
2. モンテッソーリの理論と実践のバランスがよく、読みやすい!
モンテッソーリって難しそう・・・しかも教具ってなんか怪しくない??
みたいに思っている方、大丈夫です。
本書はチャプター1で、モンテッソーリの大事なポイントを解説してくれていますが、かなり読みやすくまとめられていると思います。また、チャプター2以降、教具と呼ばれるものの紹介がありますが、身構える必要もなく、普通に手作りできるおもちゃです。
教具以外での実践ポイントについても、それぞれで「どういう考えで、これを実践したほうがいいのか?」 が載せられているので、スッと腑に落ちる感覚でした。これが書いてあるので、まったく同じ教具等を作る必要もなく、”自分の家庭でやるならこの方法でいいな” など、モンテッソーリの考え方を踏襲した上での応用も可能です。
3. 実践パートは日常生活に沿って、細やかにフォロー
モンテッソーリに特有の教具紹介以外に、日常生活を子どもが自律して行うために、どう子どもと接していくかという点も多く記載されています。
前半では、靴の選び方や、歩く時の注意点、後半ではイヤイヤ期の捉え方や、その対応の仕方にはじまり、日常生活(トイトレ、お着換え、お弁当などなど)の自律のサポートの仕方、声掛けの仕方などがわかりやすいです。
特別なことをするのではなく、日常の中でもモンテッソーリが実践できるいい例です。
また、”できない” ことで、大人は ”焦ったり”、 ”どうしてできないのだろう” という気持ちを持ちがちですが、そういう気持ちを持つ必要がないことも、理解できると思います!!
ジョイパパの感想
「子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。もし、できないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです」-マリア・モンテッソーリ
0~3歳までの実践版モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!
3児のパパとして、、、本当にこの言葉は合っていると実感しています
これは、モンテッソーリ系の本にすべて言えることかもしれないですが、やっぱりモンテッソーリの考え方は素晴らしいなあと。子どのも可能性を信じている。
もしモンテッソーリってそもそもなんぞ?と思っている方。マリア・モンテッソーリというイタリアの女性が100年以上前に確立した教育法です。ただ、教育法といっても、特別な何かを買ったり、塾に通わせるみたいな話ではなく、いたってシンプルで、僕がざっくりまとめるなら
子どもの可能性を信じ、大人は子どもをよく観察し、サポートする
くらいの感覚です。
聞くと、そりゃそうでしょ って感じかもしれないですね。
実際に子育てをしてみて、本当に子どもって可能性しかないんですよね。
ただ、うまくいかないことも多い。
そういう時に、子どもの立場になって考えられるかどうかで、子育てのラクさとか、気持ちの余裕が大きく違うんですよね。
どんな本でもいいかもしれないですが、モンテッソーリ教育についてぜひ1冊は本に目を通してみてください!!
こちらの本も、モンテッソーリの良さが十分にわかる内容(しかもわかりやすい)だと思います!
まとめ
とても読みやすく、パパママ初心者、モンテッソーリ初心者にもわかりやすいと思います!
また、初心者じゃなくても、新しい学びはあるのではないでしょうか。
ぜひお手に取って読んでみてください。
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